レッグ・ペルテス手術1(発覚から入院まで)

2017年12月初旬。

「股関節形成不全の疑いがある」と診断され注意しながらの生活でしたが、残念ながら回復に向かわず、状況が悪化。

手術を前提に専門的な治療の出来る病院で見てもらうことになりました。。。

というのもつかの間で、早々に手術。

現在無事退院し、リハビリ生活に入りましたが、今後の為に備忘録としてあったことをまとめておきたいと思います。

手術をする。という判断や病院の選定は、当然獣医さんのアドバイスに基づいて飼い主が決めてあげることですが、その過程でインターネットによる情報収集は必要になります。

私たち家族もたくさんの多くの方々のブログを拝見させていただき、参考にさせていただき、大変励まされました。ありがとうございました。

大変だったことは過ぎてしまえば忘れてしまいますので、今のうちに私たちが見てきたもの、聞いてきたものをまとめて残しておきたいと思います。

そして、少しでもいいので、似た状況で不安な思いをされている方の参考になればという願いも込めて投稿しておきたいと思います。

尚、レントゲン写真や手術後の幹部の様子などもアップしていくつもりですが、詳細はぼかすなどしてグロい画像の掲載はひかえるようにします。

とはいえ、見るのが嫌という方もいらっしゃるかと思いますのでそのような方は、閲覧はひかえるようにしてください。

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2017/12/14(木)診察で異常が発覚

前週から続いていた下痢のためいつもの病院へ。

薬と栄養補助食品を頂き、それで終わりのつもりだったが最近座り方が少しおかし買ったのでその件も獣医さんに相談。

個人的には右膝がおかしくないか?脱臼してないか?という相談。

先生は触診の上、「膝がおかしいということはないけど、もし気になるならレントゲンを撮ってみましょうか?」と。

そしてレントゲンの結果、「膝ではなく股関節に異常がある「かも」。」と。その上で、

・股関節形成不全の疑いがある
・現時点では症状が小さいので断言はできない
・治療法としては薬を飲んで痛みを和らげることから始めるのが一般的
・症状が悪化する場合は骨頭(大転子)を切除する手術が一般的
・体重の増加には注意してください
・温かくしてください

このような事をいわれる。

薬は「気になるようなら差し上げます」と言われたが、良くわからないまま薬を飲まされるのが嫌だったこと。

あとは少し様子を見る猶予があったこと。

それとまず下痢の回復に専念させたいこともあったので、様子を見る判断を。

その後2週間は、毎日いつも通り20分(約1キロ)の散歩を。寒い日や風の強い日は嫌がることもあったので、そういう日は抱っこして外の空気を吸わせるようにして対応。

歩くときは4本足でストロークも不自然ではなかったし、「散歩に行くよ。」と声をかけると喜んで抱っこひもに入ってきた。

また普段家の中では、後ろ脚だけで立とうとするときや水を飲むときは右足を浮かすが、それ以外は4本足で歩いていたので、これ(適度な運動)を継続することで筋肉がついてくれば回復するのではないかという期待も持っていた。

※今思えばこの時点で、かなり症状が悪化していた様子。年内にもう一度診察していれば、もう少し違う経過になったかもしれない。

経過が気になったので休み明け最初の1/9土曜日にもう一度診察してもらう予約をして、その時点では薬の服用も検討する予定を立てた。

また、このころから体重管理も実施するようにして太りすぎないように対処していく習慣を持ち始め、体重計を用意して、今まで怠っていた体重チェックもほぼ毎日実施し始める。

2017/12/28(木)秋田に帰省

横になる時間が多くなる

途中の休憩あたりからはじめての雪を経験。寒さや冷たさも気にしたが、本人は終始テンション高めで、楽しそうに顔をつけたり、20cm程度の新雪を跳びながら走ったりしていた。

ただ、右足をつけて散歩することはほとんどなくなった。

はじめは寒さのせいと思っていたが、おそらくこのころから症状が悪化していったのかもしれない。

滞在2日目あたりからほぼ完全に後ろ足は片足だけで移動するようになる。滞在日数は6日間だったが前半3日は雪の中を軽く散歩したが、後半は足の具合も気になり家の中だけで過ごさせる。

ご飯や興味があるモノには自分で歩いて移動するが、それが疲れるのか寒いのか、痛かったのか、こたつ布団の上に直ぐに横になるのを目にする機会が多くなる。

2018/1/4(木)かかりつけの病院で再診察

レントゲン(ぼかしてます)

帰省から戻った翌日に予定を前倒してかかりつけの病院へ。

レントゲンと診察の結果、出来るだけ早めに手術をすることを進められ、同院では外科手術はできないので、別の病院を紹介する旨アドバイス頂く。

私たちの気持ちに配慮してか、レッグ・ペルテスという言葉や骨董部が壊死しているという表現は使わず、分かりやすく、柔らかい言葉で丁寧に状況を説明して頂いた。

説明頂いた内容は、

・(図を書いて)骨頭部の成長線から先、股関節側の軟骨が剥離している
・軟骨の部分は股関節側からの血液が回ってなく、成長が止まっている
・なので、今後回復が見込めない(という可能性が極めて高い。といういい方)
・前回の診察から相当早く症状が悪化している
・剥離する前であれば他の対処方法もあったが、手術以外の選択肢はないと思って頂きたい
・手術は早い方がいい。理由は、
1.3本足での生活は他の足に負担がかかる
2.今あと1本の足に何かあったら取り返しのつかないことになる
3.相当痛いと思うのでその悪影響は早めに摘み取ったほうがいい(事故の危険、粗い気性、攻撃的な性格、右足を使わない歩き方の習慣が身についてしまう前に、など)

などであった。

その病院では手術はできないとのことで、我が家から30~40分ほど離れている設備のある総合病院を紹介された。直ぐその病院に診察に行くことを決めて紹介と予約をお願い。

すると、その病院は専門の獣医の外来が火曜日と金曜日に限定されている事もあり、私たちが日程に合わせることが出来ず、別の病院を紹介頂くことに。

今回お世話になった、土日も診察、手術対応が出来る専門病院を病院名だけ紹介いただいた。

※病院の紹介については、人のように医師が紹介状などはかかないようで、紹介された病院に飼い主が普通に外来し、自己申告でそれを伝えるのが普通らしい。また、紹介先の診療時間等詳しく把握している訳でもなかった。そのことからも、同じ症状の患者はそんなに頻繁に紹介されている様子ではないことや、特定の病院を紹介することで(紹介手数料とか)なにかメリットがあるような雰囲気は感じられなかった。

2018/1/5(金)専門病院を予約

紹介先の専門病院に直接予約。

住所、名前、誕生日、症状、避妊手術の有無、紹介元の病院名、医師の名前、データの有無等など、矢継ぎ早に詳細聞かれ、直ぐに予約日確定。

電話越しに察するに相当忙しい印象で、かなり事務的。最後に「当院は初診料で3万円はかかると思いますがそれでもいいですか?」と聞かれる。

正直対応がそっけなく、印象悪く、あっけに取られながらも、有名な病院であったこともあり、「まずいってみよう」という気持ちで予約。

ホームページにも「予約時の時間厳守」など厳しく記載があって不安になった。

1/6(土)診察

紹介先の病院へ診察に。

「10時30分からで予約してたんですが。。。」と切り出すと、問診票に必要事項を記載するようにいわれ、他の外来の方と一緒に待たされる。たまたまかもしれないが予約したことはあまり意味がなかった様子。。

ただ一方で、受付の対応が非常にスピーディーで元気もあり手際がよく関心させられる。

※その後の院長の説明やスタッフの対応全ての人の対応が的確で、最初の電話での印象とはま逆のうれしい誤算だった。

診察は院長が対応。診察の結果は、

・医師の見解はかかりつけの病院と全く同じ
・典型的なレッグ・ペルテス。ときっぱり
・股関節形成不全とはまったく異なる。ときっぱり
・現状では手術が最善の対応。ときっぱり
・一日も早い手術が望ましい
・レッグペルテスの手術は「痛みを摘み取る」ことにあり、機能回復は絶対に100%にはならない現実は事実
・手術後、完治には半年から1年ほど見て頂きたい
・ただ絶対に良くなります。走れるようにもなります。ときっぱり
・手術するかどうかの判断とその時期はオーナーに一任します。

という内容だった。

専門的な用語で詳しく説明頂けたこと、事前にかかりつけの医師から説明を受けていたこと、それに基づいて出来る限りの情報収集をしていたこと、2人の医師の説明、ニュアンスに矛盾が全くなかったことなどもあって、その場で次週土曜日に手術の予約をお願いした。

この時点で、希望があればCTで患部が本当に壊死しているか確認するステップをとる場合もあるけどどうしますか?と確認されたが、上にあげた理由からその必要はない旨お伝えした。

何より、院長の説明が今の私たちの気持ちにしっかりと寄り添った内容で、自分たちの診断とその後の手術については絶対的な自信を持っている事が伝わってきてたので、手術はこの病院でお願いする覚悟を決めた。

1/7(日)手術1週間前

全快祈願

 

その後平日は毎日10~20分程度外を散歩。散歩の時間は楽しいみたいだが、やはり距離はそれほど歩きたがらない。また、軽い下痢になるなど年末年始の疲れがたまってる様子。

退院後のリハビリ期間に備えリビングのレイアウトを検討。カーラー装着後躓いて転ばないようにソファーを撤去、配線がむき出しになったままのケーブル類を一掃。

合わせて散歩や移動時に余計な苦痛を与えないように、エレベーターや車の移動時に極力脇を抱えて抱き上げる負担を減らせるようにバギーを購入検討。

万全で手術を迎えられるか。。

1/12(金)手術前日

翌日入院

病院から明日の手術予約の確認の電話があった。こちらから連絡するつもりでいたのだが、先に連絡があり、確認いただけた。

・日時の確認:翌日10:30までに受付を済ませてください
・当日は診察と手術に関する説明の後、入院手続きを進めます
・ただし土曜日は混むので場合によってはかなり待たされると思ってください
・午前中いっぱいかかる可能性もあります
・今一度入院時の説明については目を通しておいてください
・引き渡した後は、退院までは面会はNGとしています
・ただ、手術後麻酔から覚めたころにICU内の様子をカメラ越しに見ることは希望があればください
・それとは別に手術が無事に終了したら電話でその報告は必実施します
・その場合は午後再度来院してずさせていただきます
・退院日は術後の経過を見て、病院側から連絡します
・もしオーナーの仕事等の都合で退院日に希望日があれば事前にお伝えください

正直な感想、相当マニュアル化されていて、当日の様子がイメージできる驚くほど丁寧完結な内容だった。ので何も質問はなかった。ただ、朝2回嘔吐しており、下痢も続いている。

引き続き食欲もなさそう。体調も少し気になる。明日診察時に一通り状況説明して、場合によっては手術は延期することで対応予定。

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