犬の楽園【エンゼルフォレスト那須白河】に行ってきた話

昨年末、エンゼルフォレスト那須白河に行ってきました。

・もともとは冬のグランピングを経験しようと行き先を探してて

・テントだけでは寒そう。というかある程度装備と覚悟が必要なことが分かり

・ドーム型サイトとか探したけどどこも人気で予約できず。。。

・いっそのこと旅館か貸別荘に泊まることにして、、、

・であれば雪国でもアリかな?
となって、
「じゃあ前々から行きたいと思ってた『エンゼルフォレスト那須白河』に行きましょう」という経緯で宿泊して来ました。

結論、我が家的には最高の施設でしたのでその良さを中心にまとめてみようと思います。

施設の概要

【エンゼルフォレスト那須白河】は「森と湖のドッグリゾート&スパ」とうたっている通り、「ドッグリゾート施設」を一番に掲げてます。「キャンプ」や「グランピン」、「貸別荘」ではなく「ドッグリゾート」なんです。

たしか施設ができた時はキャンプ用品メーカーのコールマンが「羽鳥高原レジーナの森」みたいな名前でキャンプ場を運営してた記憶があります。その施設がたぶん2016年頃に今の経営体制に変更したようです。

おそらくそのタイミングで「キャンプ・アウトドア」ではなく「犬・グランピング」といった今向けで他施設と差別化しやすいポジションを取りに行った感じが伺えます。

加えて「冬キャンプ」のようなガチキャンパーから「貸別荘・リゾートヴィラ」といったニーズにまで対応できる施設の特徴を利用して、まるっと「ワンコのリゾート」みたいな言い方でワンコラバーたちを中心に取り込もうとしている感じがします。

まあ、宿泊タイプの多彩さ以前に温泉・スパ、レストラン、売店、キャンプ用品のレンタルと施設も充実しまくりなので、別にワンコが嫌いでなければ普通にキャンプもリゾートライフも満喫できるスペックでもあったりします。

エンゼルフォレスト那須白河WEBサイト

 

宿泊した部屋(プラン)

で、我が家が宿泊したのは「貸別荘コテージ タイプK」という施設になります。

部屋の概要

部屋の概要は以下の通りです。

・3LDK(1F:LDK+和室、2F:洋室+洋室)

・広さ68㎡(もっと広く感じる)

・天然温泉岩風呂あり

・バルコニー、専用ドッグランあり(冬は雪で使えず)

・リビングは吹き抜け

・食器、調理器具完備

・wifi完備

もしもに備えてあれこれ持ってきましたが、何も使わず備え付けのものを利用させていただきました。

間取りはこんな感じです(WEBサイトから引用)。

リビングはこんな感じ(WEBサイトから引用)。

タオルやドライヤーなどもホテル並みに完備されています。

今回は使いませんでしたが、洗濯機、洗剤、柔軟剤なんかも備え付けられてます。

こちらが洗面所とお風呂の様子。

お風呂の入り口には温泉の泉質に関する情報が細かく記載されています。

お風呂は天然温泉の岩風呂ですが、電子パネルで温度調整が簡単にできる作りになってます。

シャンプーも(名前忘れましたが)結構高価なブランドのものがつけられていたようです。

気にあるワンコ関連のアメニティがこれ。ペットシーツだけでなく、ワンコ専用のドライヤーやタオルが備え付けというのが感激です。

外はバルコニーはありますが、雪で使えません。。

写真に見える金網のところまでが専用のドッグランなのですが、今回は使えず。。。

ちなみに【エンゼルフォレスト那須白河】は別荘・ヴィラ系だけでも、

・レイクサイド・ドッグヴィラ

・ドッグヴィラスイート

・ドッグヴィラ・ログスイート

・ログプレミアム

・貸別荘

と施設の名称も多彩(複雑?)で、正直分かりにくいなあという印象です。

ただ、すべての部屋(建物)が個性的で同じ間取りの部屋がひとつもありません。

私たちが泊まった貸別荘だけは、受付や温泉施設等がある中心から離れていて、車で5~10分程離れた別荘地の一角にあります。ココは「オーナーズフォレスト白河別荘地羽鳥湖高原」と呼ばれているようで、別荘所有者の一部のオーナーが、シェアしているものに泊めさせて頂いているタイプのようです。

おそらく貸別荘以外のヴィラとかログハウスはエンゼルフォレストが所有し、管理しているものと思われます。

貸別荘は所有者はオーナー、管理者がエンゼルフォレスト。という棲み分けなのではないでしょうか。。。

場所はちょっと遠いですが、部屋に入ってしまえば気になりません。

よかったこと

宿泊してよかった事は何か?

と聞かれれば答えのほぼすべてが「ワンコフレンドリーだった」この一言に尽きます。

ただ今回は雪の季節であったため、森の散策・湖のアクティビティ・ドッグランといったハイシーズンの本来の魅力を十分に楽しみ切れませんでしたが、体感した範囲でまとめてみたいと思います。

犬と気兼ねなく食事ができる

まずレストランで犬と気兼ねなく食事ができること。

食事は基本ビュッフェ形式なのですが、滞在の仕方によってはかなりおすすめです。

食事はどの施設でも自分で調理できます。キャンプや貸別荘の醍醐味としてみんなで食事を作るのも楽しみのひとつですし、レストランを利用すると料金も別途必要になります(夕食4,000円、朝1,200円)。

普通のホテルを考えればまあ決して高くはありませんが、わざわざビュッフェ形式でとなると考えてしまいます。

我が家もせっかくなんで部屋でみんなで作ろう。ってことになってメニューを決めて食材を買い出しして持ち込んだわけですが、チェックイン時に知ったのですが、なんと宿泊者は料金が半額になるとのことで、急遽朝食だけはレストランで食べることに変更しました。

WEBサイトの情報とは違ったので、食事の割引は季節によるものかもしれません。要確認です。。

ただ、ひとり600円のバイキングでこのクオリティはちょっと想定外でした。

周りもワンコ連れが8割以上、それ以外も家族連れ、カートも貸していただけるので超快適です。

席と席の間も十分に距離があって隣の席のワンコとあれこれ面倒なことになることもありません。

何より、来ているワンコがみんなしつけがしっかりしてていい子ばかりで、ゆっくり優雅に朝食を楽しめます。

写真ではあまり豪華に見えませんが、和洋中すべてそろっていてかなりバリエーションが豊富です。

 

ワンコ用のカートも無償貸与できて、ワンコ用の食事のメニューも豊富でした。

うちの子は外ではささみとかぼちゃ、あとブロッコリーくらいしか食べませんが、その辺も当然完璧に抑えられています。。。

アメニティの充実

部屋の中は基本的にはワンコは自由に過ごせます。で、アメニティも充実してます。

ケージ、ペットシーツ、ごはん・水ようのボール、トイレ、におい消しなどなどワンコを滞在させるうえで最低限必要なアメニティがすべてそろってます。
もちろん不測の事態に備えて持参はしてたのですが、その必要もなく、ありがたく利用させていただきました。

プライベートドッグラン付き

今回は雪がすごかったので利用できませんでしたが、部屋にプライベートドッグランがついてます。

雪のない季節はこれ一つあるだけで一日中楽しめそうな感じがします。

仮に冬だとしても積雪がそれほどひどくなければ楽しめるのではないでしょうか。

温泉が無料

あとはワンコとは直接関係がありませんが、宿泊者は温泉が無料で利用できます。

通常この類の温泉施設は入浴料だけでも1000円以上は必要になるので、地味に財布に優しいという感激がありました。

お風呂の中は写真は撮ってませんが、「リゾート」にふさわしい雰囲気と湯加減のくつろげるお風呂でした。

スタッフの対応が完璧

も一つ、スタッフの対応が素晴らしかったです。

通常経験上、こういった地方のキャンプ施設のチェックインってかなり手際が悪く、ある程度それを覚悟して接するのですが今回は予想以上に完璧な対応でうれしい誤算でした。

我が家はチェックインは買い出しや雪の影響もあって夕方17時ころ到着となりました。

売店の営業時間終了が18時、他のチェックイン客が込み合う時間帯ということもあって、総合受付が結構混雑してました。結局列に並んで10分ほど待ってチェックイン手続きを。

何か特別に配慮してもらったわけではないのですが、海外のリゾートホテル並みに説明が行き届いていて、加えて今回は貸別荘ということでハウスルールとか許される範囲の説明とか分かりにくい場所の説明とか情報量が非常に多かったのですが迅速に簡潔に丁寧に説明頂きました。

若い女性の方でしたが、社員さんなのか地元の方なのか分かりませんが、こういう施設では味わうことが少ないホスピタリティの高さに感激しました。

大変お世話になりました。

 

色々よかったこと書きましたが、結局のところワンコ連れに非常に親切なところが一番です。

 

残念だったこと

残念だったことは私も家族も特にはありません。

ただ、キャンプ場やアウトドアリゾート等といった施設に不慣れな方向けに参考になれば。という観点でまとめておきたいと思います。今回残念だったこと。というよりは日頃よく思うこと。がメインですが。。。

オペレーションに対する客側の態度

上でも書いたようにこういった施設は時間帯や内容によって混雑したり都内のホテルのようにすべての要望に丁寧に答えてもらえないことはよくあります。

今回もチェックイン時に売店の閉店時間近づいていて売店のレジがフロントに回され、チェックインの列に並ぶ光景がありました。

一部の待たされた客がスタッフに文句をいう姿を目にしましたが、非常に残念な気持ちになりました。

首都圏や人口密集地では色々な施設でお客さんの数も多く、レジの精算なども含め、迅速に便利なサービスを利用することは簡単ですが、地方や特に山の中ともなると対応にも限度があります。

仮に「お金を払うお客様」であったとしても、ありがたく利用させてもらい、気持ちよくありがとうと言える様、時間や気持ちに余裕をもって過ごしてほしいなあと願うばかりです。

時間の感覚

冬の山の時間の感覚は日常の生活とかなり違います。

朝7時頃明るくなりはじめ、夕方16時前にはもう暗くなっています。

谷や盆地等立地によっては太陽が昇ってる明るい時間帯はさらに短くなります。

せっかく自然を満喫しにリゾート地に行くわけなので是非早め早めでスケジューリングをするようにしましょう。

最低限の準備を

今回宿泊した部屋には犬用・人用のアメニティ、あと調理器具は完璧にそろってました。

万が一に備え最低限の用意はして来たのですが、ひとつも使わずにすみました。

ですが例えばタオルひとつとっても、もしなかった場合はフロントにクレームして持ってきてもらう事が普通なのかもしれませんが、たったそれだけでも時間も労力も使います。

調理器具なんかも特殊なモノを使うメニュー限定で準備してしまうともしない場合、つぶしがききません。

「もし●●がなかったらこうしよう」、「もし〇〇がないと絶対困るので持っていこう」みたいな事前準備は必須と思った方がよいかと思います。

冬はアクティビティはほぼなし

この施設は森の中を散策したり、マウンテンバイクに乗ったり、釣りしたりカヌーしたりとアクティビティが充実した施設です。

キャンパーならキャンプ自体を楽しむのであまり気にはしないでしょうが、別荘やヴィラを利用する客はやはり楽しみのひとつと言えます。

ただ、冬期間はこういったメインどころのアクティビティは一切ありません。

その代わりにスノーシュー等の冬季限定のサービスを実施している様ですが、吹雪いた事もあってか正直利用している人は見かけませんでした。

敷地内に大きなドッグランがあってそこは圧雪されて利用できるようになってましたが、天気のよいタイミングでないとなかなか利用はできません。。

まとめ

以上、【エンゼルフォレスト那須白河】に行ってきた話を書いてみました。

愛犬との宿泊場所を探している人は多いと思いますが、これほど大々的にワンコファーストに徹している施設は珍しいのではないかと思います。

またスタイルの選択肢も豊富で、キャンプ、グランピング(テント・ドームハウス)、ヴィラ、別荘と色々なので何度行っても別の飽きることなく楽しめそうです。

季節によっても楽しみ方は変わってくるのでその点もおすすめポイントです。

次回はハイシーズンにグランピングでも行ってみようと思います。

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エンゼルフォレスト那須白河