【安く上がるだけじゃない】自宅でトリミングする3つのメリット

2020年になってコロナ禍の毎日。

我が家の愛犬はなちゃんは(100%)自宅トリミングに切り替えました。
きっかけは2020年4月、コロナウイルスによる緊急事態宣言が発令されたため、メインでお世話になっているトリマーさんの予約が取れなかったことが始まりでした。
結局のところ実際に自分でやってみて、様々なメリットがあったので結局自分の家で全部済ませることしました。

ということで、今回は「自宅でトリミングするメリット」を大きく3つにまとめてみました。

費用(コスト)

まず一番のメリットは費用面。

トイプードルの場合一般的には1か月に一回程度が理想、間隔をあけたとしても2か月が限界。といわれています。

毛は抜けずに伸び続けますし、人の髪の毛並みによく伸びます。

なのでいつかどこかのタイミングで定期的にトリミングする必要があるわけですが、推奨されるとおりに通い続けると結構お金がかかります><。

だいたい一回8千円くらいかかるので、年間で8,000円×12か月=96,000円程度の出費。

自宅でトリミングするとなるとこれがまるまる削減できることになります。

我が家の場場合は、顔回りを小まめにカットしたり月に1回程度爪切りを自分たちでやったりしてケアしつつ、最大で3か月に一回程度の頻度でトリミングをしていた時期もありました。

それでも年間で3万円近くはかかります。

ただ、トリミングの回数を減らすと費用はうまく抑えられるのですが、やはり最後のほう(トリマーさんにお願いするころ)は毛玉が出来たりして、今思えばカット時のストレスになっていたような気もします。

トリマーさんによっては割増しで請求されたりもしますし。

道具も必要ですが、最低限の装備からでいいと思います。初期投資は少しかかりますが、例えばバリカン一つとっても、仮にプロ用のモノを買ったとしても3万円程度から入手できるので、元は取れます。
我が家は紆余曲折の上、ドギーマンのバリカンにたどり着きましたがこれであれば8千円台から入手が可能です。

他にハサミ、爪切り等は普通の飼い主さんであれば既に持っているものからで十分かと思います。

※この購入したバリカンが強烈に優れモノでした!

ストレス軽減

もう一つ忘れてならないのはワンコのストレス。

トリマーさんにお願いしてた時は、どうしても気になるので「トリミング中どうでした?」と聞くとだいたいは「イイ子でしたよ」と言ってます。なので「プロに任せれば、、」と安心してました。
ですがよくよく振り返ってみると、やはりワンコ側にもトリマーさんとの相性はあるようです。

あるトリマーさんにトリミングしてもらった後はしばらくの間スリッカーを嫌がったり、爪や足回りを嫌がったりすることがあります。そういう日に限って引き取りに行った後、抱っこをせがんで家に帰ってきても離れたがらなくなったりします。
「ああ。あのトリマーさんは苦手なのかも。。」とか思ったりすることがちょいちょいあります。もちろんトリマーさんだけの理由ではなく、毛玉とるのが痛かったとか、別の怖い思いをしたとか人にはわからない不快なことがあればそれはそれでストレスになります。

一方で飼い主が自分の手と目でやっていれば、苦手なところや平気なところがよくわかるようになるし、疲れ具合やストレス加減もその場で把握できます。「(今日はやめて)明日にしよう」とか判断することも簡単です。

トリミングはできるだけキレイに仕上げる。ということも大事ですが、まず一義に小まめにカットしてあげて清潔を保つこと。そして手足、皮膚を見る機会を増やして健康管理をしてあげること。のほうがはるかに重要なことです。

コミュニケーション

自宅でトリミングすることはワンコとの大事なコミュニケーションの時間になるということです。

四六時中付きっきりで面倒を見れる家庭は別かもしれませんが、我が家のように共働き家庭ではワンコとのコミュニケーションの機会は限られてしまいます。

我が家はトリミングをお願いしてた頃は週末の時間を利用して3か月に一回ペースで車で連れて行ってましたが、やはりなんだかんだで半日近くの時間がとられてしまいます。

そんな半日の時間があれば、普段連れていけないドッグランにも行くことが出来ます。

ちょっと足を延ばせば近所の海辺を思う存分あ知らせることもできます。

カフェに連れて行ってまったりすることもできます。

週末重視でワンコと過ごす時間を大事にしたいと思っている人にとってはこの半日ってものすごくもったいないと思う気持ちはわかってもらえると思います。

それとトリミングそのものも、コミュニケーションの時間に変えることが出来ます。我が家のはなの場合は、ブラッシングや歯磨きこそちゃんとやらせてくれるものの、以前は爪切り、肉球周りの毛のカットはかみつく勢いで阻止しようとしてました。
というか実際にかまれてました。ワンコが嫌がってかんできたりするとやる側も何となく気が重くなり、手入れする頻度が減ってしまっていて、トリマーさんにまとめてがっつりやっていただいていたというのが実態です。

今思うとそうすることで余計に爪や足回りをケアされることが嫌いになり、(強引にやろうとする)トリマーさんに当たったりすると怖い思いをして苦手になった。という悪循環を引き起こしてしまっていたのかもしれません。

自宅でトリミングをしようと決めてからは

  •  毎日5分でも10分でも足裏、爪周りのチェックをする
  •  いやがってもさわり続ける、ブラシもしてみる
  •  ちゃんと触らせてくれたらほめてあげる

を徹底的に繰り返すことを実践してきました。

最初の頃こそ警戒してかみついてきましたが、2~3週間も経過すると警戒心も薄くなり普通に触らせてくれるようになりました。

これがコミュニケーションの一環。かどうかはわかりませんが、人的には何となく信頼関係が深まった気がして勝手にほっこりしたりしてます。

まとめ

ということで、自宅でトリミングすることのメリットを挙げてみましたが。個人的には自宅トリミングは選べるのであればおすすめします。

  • その瞬間はプロの仕上がりは最高だが、それが持つのはせいぜい2週間。結局それ以降は当然まめなブラッシング、爪、足裏ケアなど定期的なケアは必要
  • トリマーさんが口をそろえて言うように「ワンコの負担を考えると1か月1回ペースのトリミングがおすすめ。」これは営業トークでもなんでもなく、トリミング時のわんこへの負担や、健康チェック、管理などワンコファーストで考えた場合の正論
  • 自宅トリミングは何よりワンコと向き合うという大切な時間を作れます。他人にお願いする前にまず自分で挑戦してみるのもあり
  • ワンコにとってのトリミングは人がとこやさんや美容院に行くこととは少し事情が違います。

見た目を整える、かわいくすることがトリミングのすべてであればトリマーさんにお願いするのみの一択かもしれませんが、わんこのトリミングにはそれ以外に手に入るメリットがあることもよく理解したうえで、様々な選択肢を試してみることも必要かもしれませんね。