股関節形成不全!?

はなちゃん。先々週の土曜日の話。病院で「股関節形成不全」の「疑いがある」と言われました。

股関節形成不全
股関節形成不全(こかんせつけいせいふぜん)とは寛骨および大腿骨の発育異常。股異形成あるいは股関節形成異常とも呼ばれる。股関節が緩み、骨および関節の異常を引き起こす。ヒト以外の動物では犬、特に大型犬での発生が多く、その他として馬、牛、猫などで認められる。モンローウォークと呼ばれる独特な歩行様式を示し、重要例ではウサギ跳び様の歩行様式を示す。内科療法としては疼痛の軽減を目的とした非ステロイド性抗炎症剤の投与、体重管理を行う。外科的処置としては3点骨盤骨切術、転子間骨切術、大腿骨頭切除術、股関節全置換術などが行われる。
出典:Wikipediaより

予定通りのおなかの手術の抜糸の為の診察だったのですが、最近、

・お座りすると、右の足だけ外側に向いている
・両足でたつとき、右の足だけ軽くあげている事がある

事に気が付き、ひょっとして膝が脱臼してないかと心配になり診察してもらいました。

触診では「腫れも痛みもなさそうで問題なさそうだけど、心配ならレントゲン取ってみますか?」というノリだったのですが、実際に見てみると、膝ではなく、太ももの付け根(大転子)が少し変形しているようにも見えると。。。

獣医さんには「内科的に痛みどめを投与する方法が一般的ですね。もし、手術となると骨頭を切除する対処をすることもあります」と説明いただき、「痛み止めを飲むところから様子を見ましょう。」と提案されました。。。

とても分かりやすい丁寧な説明でしたが、正直まだ(本人は違和感はあるのでしょうが)痛そうでもないし、そもそも痛み止めの影響や悪化、完治の可能性や症例など全く分からないまま薬を飲ますことに抵抗があり、「様子見て、必要あれば早めに相談します」と伝えて帰ってきました。。。

途方にくれながら、いろいろ調べてみるとやはり先生が教えてくれたように痛み止めを進める治療が一般的なようでしたし、骨頭除去によってしっかり歩けるようになって元気を取り戻したというワンちゃんも数多くいるようです。

まだ成長期のはなちゃんなので、症状が進行するのか、改善するのかもわかりませんし、薬を飲ませるタイミングや症状の進行(改善)を注意してみてあげて、最善のサポートができればと思ってます。

思いつく対処としては、

・まず、余計な負荷がかからないように太らせないように注意する事
・動くのであれば積極的に負荷の軽い運動はさせることで、可動域と補助する筋肉を守ってあげる
・しばらくは運動負荷のコントロールが効かないドッグランはお預け
・ただし痛がるようなら運動量(負荷)が多いと思って直ぐに安静にすること
・家の中では出来るだけ走らせない(よう努力する)
・グルコサミンやカルシウムのようなサプリメントについては賛否両論ありそうなので提案を鵜呑みにしない
・積極的に外科手術を進める獣医さんも少なくはない事と、一方で極力手術は望ましくないと主張する獣医がいることも理解した上で相談する

などかと。。。
結局は飼主である私たちが「どういう風に過ごしたいか?」という質問にこたえを持つことではじめて、忠告が有り難いアドバイスに変わったり、治療そのものに意味が出てくるのかななどと感じています。

また、同じ症例をブログにあげてる方も多く、症例や治療の紹介に関する情報はたくさんあり、症状や飼主さんの考え方でいろいろな選択肢があることも良くわかりました。そして何より飼主さんの実体験を読ませて頂くことは正直励みになります。ほんとにありがたい。。。
大型犬はさらに大変そうですね。

自分自身も成長期のころ、骨盤の付け根が痛くて寝ることも、足をつくことも痛くて出来なかった経験をしています。
理由は骨格が成長している最中に(激しいスポーツをしていた為)無理な負荷がかかりすぎた為で、大人になってからもいわゆる「古傷」として寒い時期には痛くなったりしたことを覚えています。今でも左右の筋肉の付き方も違うし、骨盤(というか骨の形そのもの)も変形しています。
それでも、体の使い方を意識したり、組織の再生を繰り返しているうちに痛みはなくなりましたし、ずっと違和感という自覚はありつつも今でも人並みにスポーツを楽しむくらいの身体的機能は維持しています。

人と犬は違いますが、体が条件に合わせて最適化しようとするのは生き物のDNAには刻まれてますから、その力を生かしきればいい方に向かうのではという風にも思ってます。逆に、犬は人とは違って運動量も負荷も自分ではコントロールできませんし、何より話せませんから、その辺は犬の代わりにサポートしてあげないとなあと。。。

もっとも、症状が骨頭部(受け皿部?)そのものの変形が進行するようであれば話は別なので、その辺は日々足の動きを観察しつつ、
定期的に病院でレントゲンをとったり、治療方針を相談したりしながら一番を考えていきたい。

今のところ散歩歩きのストロークは左右ほとんどばらつきはないのでそれが救いです。。。

予定してた保険の解約はしばらく保留だな~。。。