レッグ・ぺルテス手術7(あれから10か月)

わが家のはなちゃん♪あれから10か月が経過しました。

術後の経過が心配だったのですが、流石にネットでは情報が少なかったので、備忘録として残しておきたいと思います。

歩き方・走り方

手術後3か月くらいは歩き方がなんとも不自然でした。

しっかりリハビリしていかないと変な癖がついてしまうのではと心配な印象でした。

ですが今は全く違和感はありません。初めてあった人に、手術の話をすると「ウソみたい」といわれることもよくあります。

ドッグランで走らせても他の子と比較して走り負けするようなことはありません。

ネット上では「レッグペルテス手術をすると、他の犬より走る力が弱くなる」という投稿を見かけたりしますが、そんなことはまったくありません。

いくら走ってへとへとになっても片足で歩いたり走ったりすることはありません。

両足でジャンプもしますし、片足で踏ん張ることもできます。

手術による影響よりも、むしろ重要なのは手術後のリハビリや、日々の運動量のような気がします。

何も問題がないわんちゃんでも運動する機会が少なければ、長時間走ることには耐えられないと思います。

同じように、怪我をかばいすぎて、散歩や長時間の運動をひかえ過ぎると、足の負担をずっと引きずったまま生きていくことになるように思います。

ただ、歩くときは問題ないのですが、全力疾走した時は、後ろから見ると、足の軌道が若干外側を通ってしまいます。

筋力も逆足のほうが発達しているので、上から見ると、進行方向に対して少しだけ斜めをむいて走っています。ほんの少しだけですが。。。

足の太さ

足は相当太くなりました。手術直後は折れそうなほど細かったのですがだいぶ太くなりました。

左右比較すると手術したほうの足が若干細いですが、両足ともに発達したのでかなり安心感が出ました。ちょうど体が成長する時期に発覚したのですが、

迷わずにすぐに手術したことが、後々の足の回復と成長を助けてくれたように思います。

三足歩行の期間が長いと、そういう歩き癖がついてしまう。という話を聞いたことがあります。そういう意味では、早めに(生後7ヶ月)で発覚して、発

覚後すぐに手術に踏み切ったことは、今の回復にプラスに作用しているように思います。

姿勢

姿勢はやはり気になります。

やはりお座りはヘタっぴです。

しゃがみ腰(?)では骨盤が安定しないのかもしれません。

正位置で姿勢を保とうとすると、お手するときによろけます。少し右足(手術した足)を開いて前足で踏ん張るのが、一番安定するようです。

とはいえ、以前はお座りの姿勢を維持することや、トリミングなどで長時間立ってることも(筋力がなくて)できなかったのですが、今では問題なくできるようになりました。

この辺も歩行や走行と同じように訓練を積めばもう少し安定してくるように思います。

また、お座りのとき姿勢維持するために前足で踏ん張るため、右肩と右ひじが少し外を向いてしまうようになってしまいました。歩く時の背骨の歪みも少し気になります。

この辺は、歳をとるごとに悪いほうに変化していかないように注意して見守ってあげたいと思います。

右向き、左向きどちらでも寝れますが、本人的には心地いい方向はあるようです。

性格

手術から抜糸、術後3ヶ月くらいまでは音に敏感になり、ちょっとした物音でも過剰に吠えるような時期がありました。散歩でもちょっとでも風が吹いていると怖がって歩こうとしなかったり、明らかに神経質な様子が伝わっていました。

他の用事で病院に行ってもあからさまに怖がっている様子がわかり、一時は「手術によって性格も変わってしまった」と覚悟していました。

ですが今ではすっかり落ち着きをとりもどしました。どちらかというとおおらかで、人なつこいタイプかもしれません。

これも体同様、成長する時期だったのが功を奏したのかもしれません。

やはり手術は早めがいい

とりあえずこんな感じです。

レッグペルテスは治る見込みが期待できない病気なので、放置すればするほどその後のひだちに影響が出るものとつくづく感じます。

発症率の高い股関節の形成不全や、パテラとは処置の仕方が異なるので、早めの見極めと(もしレッグ・ペルテスであれば)一日も早い手術が望ましいと思います。

今、困ってる飼い主さん、悩んでる飼い主さんの参考になりますように。