miniDVメディアのデータ化+DVD化

ずっと以前から気になっていたこと。「家の中にある写真、ビデオデータを全部「秒」でアクセス、閲覧できる環境を作りたい。」

という話。構想は練りつつも、果てしなく気の遠くなる作業を前にひるんでて、放置しておりました。。。

・特にビデオに関しては「再生」→「デジタルで再録画」という手法になるため膨大な再生時間がかかる
・デジタル化に関する知識が乏しく、特にファイルサイズに関して無知なため勉強する必要があった
・ヘタに手を付けると二度手間になってしまうのと、同じ設定や段取りで仕上げるのが最速のため、一度始めたら終わるまでは止められないこと

などなどを理由にしてさぼってたわけですが、先日の10連休を期に、やっと重い腰を上げて取り掛かることにしました。

全体量

今回デジタル化した全体量は、2000年~2007年ころまでのminiDV規格のデジタルデータ。
デジタルビデオではあるものの、保存メディアがテープ式というモノ。
量にすると、、

60分テープが約80本くらい。つまり、全部で4,800分。80時間。

これをデジタル化するにはひたすら、再生→録画→保存→DVD出力。
を繰り返すことになります。

手順

大まかな手順

アナログデータのデジタル化。は大きく分けて以下のプロセスとなります。

1)アナログデータをPCと接続して再生する
最も一般的なやり方は専用のケーブル(「ビデオキャプチャーケーブル」というようです)を購入してPCのUSBと接続する方法になります。

2)PC側で再生データを録画する
接続したPC側から専用のソフトを立ち上げ、再生されたアナログデータを録画します。
ソフトは、ケーブル購入時にバンドルされているもので十分使えるようですが、個人的にはそのあとDVDに出力したり、動画のトリミングなどもしたかったため、以前から使っているCyberLink社のPowerDirectorを利用しました。取り込みも時間設定や容量設定ができるので余分に読み込む心配もなく、出力後のデータのサイズも妥当な容量に設定しやすいので便利です。

3)録画したファイルを加工する
一旦取り込んでしまえば、それはオリジナルデータとして保存して、後は必要に応じて各ファイル編集すればOKです。

他にも専用の機器を購入して、PCを使わずにやる方法や、業者に外注する方法もあるようです。
業者に外注する場合はDVD仕上げで500円/本くらいから、DVD+データ仕上げで1000円くらいからあるようです。
今回の物量を外注に出すと、8万円くらいかかるようです。

用意したもの

PC

上記の通り、動画の取り込みに耐えられる程度のスペックを持ったPCが必要になります。
また、100GB以上の容量が必要になるので、場合によってはHDDの追加増設も必要かもしれません。

再生機器

miniDV規格を再生させるための機器が必要になります。
我が家の場合は、運よく元のビデオカメラが生きているので、それをそのまま利用しました。

ビデオカメラが壊れて再生できない場合は、オークションサイト、フリマサイト、中古品店などで入手できるようです。

ケーブル

再生機器とPCを接続するためのケーブルです。
正直これ一択かと。

録画アプリ

PC上で作動する録画アプリが必要です。
上記ケーブルを購入すると、録画アプリも付いてくるので、それを使ってもかまいません。
ただ、、

・作業中にPC上で他の作業もする
・取り込んだ後、DVDも作ってしまおうとおもってる

等の理由があり、私は使い慣れているPowerDirectorのキャプチャ機能を利用しました。
細かい性能の違いは未調査ですが、そもそもminiDV規格よりも低いスペックでなければ画質が劣化することはないと思い、そうしました。

遂に完成!

5月上旬、GW後半から作業を開始しついに完成しました。

所要時間は、延べで100時間近くかかってますかね。。。
やあ疲れました。。。

やり方は極めてシンプルで、特にこだわりがなければひたすら同じ作業を繰り返すことになります。
ただ、適した設定を見つけるまでにある程度時間が必要なこと。
それと、一度決めたら同じ設定で作業をしていかないといけないので、最後までやりきらなければいけないこと。

があって、ずっとPCに向き合う日々が続きました。。

とはいえ、長くお蔵入りしていた、20年前のビデオがデータ化されたので、DVDで気軽に見れるようになったのはめでたいことです♪

もともと案が得ていた、「家の中にある写真、ビデオデータを全部「秒」でアクセス、閲覧できる環境を作りたい。」はとりあえず実現できたのでまずは一安心。

また、時間を見つけて、動画の編集などもやってみたいと思います。